愛しくて眩しくて麗しい世界

どうしようもないほど、恋

こうこうにねんせい、はじめてのえんせい

高校2年生、ジャニヲタ5年生、西畑担3年生。
滋賀住み。
シャイな目立ちたがり屋(©櫻井翔)で小心者、心配性。某飲食チェーンアルバイト。

行ったことのある会場は京セラドーム、オリックス劇場、松竹座、梅田芸術劇場ナゴヤドーム大阪城ホール国立文楽劇場

親に反対されると分かっていながら許可を乞うことに億劫になっていたのとバックにつくコンサートに高い交通費を掛けて行くより自担がメインで出る松竹座思想から大阪以西、名古屋以東への遠征経験無し。



少年たちの日生公演決定が決定してから、私は親にどれだけ反対されても絶対行ってやる!と即座に決意を固めた。

私は母がもともとジャニヲタでそれが遺伝した、というようなタイプではなく、父も心配性で、さらには来年大学受験が控えているということでやはり初めは反対された。

そして、次も反対。

その次…は、さすがに怒られた。
大学受験の話をたくさんされたし、失敗した高校受験の話も幾度となく掘り返された。
いつもなら私の心は折れるだけでそれこそ“しゅん(´・_・`)”で終わるのだが、この時ばかりは気付いたら涙も鼻水も垂らして必死に言い返していた。そんな私の必死さが功を奏してか、翌朝起きたばかりの私に父が言ったのは「東京、行きたいんやったら行ってもいいで」。


なんせお金が無いので、交通手段は夜行バス一択。
行く前には「夜行バス 注意」などと検索窓に打ち込んで、該当する記事を読み漁った。

まず、
【あったほうが良いと聞いて持参した物】
・ネックピロー
100均で空気で膨らますタイプのものを購入。つるつるタイプとかいう、タオル地の布が付いていないタイプ。

・加圧ソックス
ミニスカを履くわけでもなかったので膝下からのもの。長時間同じ体制でいると脚が浮腫むということで。

・着替え(トップスのみ)
割と着倒した若干厚手のTシャツ。着心地◎。下は皺の目立たなそうなロング<ミモレ丈のスカートだったので省スペースのためにスウェットなどの着替えは持参せず。

・水

・のど飴
ガムみたいに10個くらいでスティックになっているもの

・マスク

・シートタイプの化粧落とし

・汗拭きシート

ネックピローが優秀すぎる。普段学校へ通う30〜40分の電車の中で寝ていることもしばしばなのだが、そんな時間ですら首が痛くなるのに、これのおかげで全くと言っていいほど行きも帰りも首が痛くなることはなかった。
加圧ソックスはとりあえず安心するためのもの。あまり脚を出す服装ではなかったので、今回はこれは要らなかったかもしれない。上の着替えは上着が要らないように厚手のものにしたせいで日中かなり汗をかくことに。マスクは二重で付けてもよかったような気がする。行きのバスを降りた時点で少し鼻に違和感を感じていたが、帰りのバスを降りた時には違和感が喉にまで拡大しかけていた。のど飴は違和感の緩和に。化粧落としも汗拭きシートも、帰りのバス乗車時はもちろん翌朝のさっぱり感のために必要。

【あったほうが良いとは聞いていたが持参しなかった物】
・耳栓

・腰の下に敷く用のタオル

・ティッシュ(これは故意ではなく単にミス)

・スリッパやクロックス(帰りのバスはスリッパ付き)

・上着

これらを持参しなかったのは他の持ち物で代用できるだろうとか嵩張ると思ったからである。

耳栓はウォークマンのイヤホン刺しときゃいいし、タオルがなくたって上の着替えを入れた袋を腰の下に敷けばいいし、バスの床は別に汚くないから加圧ソックスを履いた足を下に付けることには抵抗なかったし、上着は大体のバスに付いているブランケットでなんとかなる。


今回はロッカーを使用しなくて済むようにとにかく鞄一つに収まることだけを考えて持ち物を選んだが、もっと荷物が増えてもいいのであれば羽織りものくらいは欲しい。
それ以外は、省スペースにこだわったにしても自分の判断に後悔はしていない。


◇夜行バスは発車時刻のどれくらい前に乗り場に着くのか
これは私が夜行バスについてザッと調べた限りではあまり書いている所がなく、無知な私はてっきり30分前には着いているものだと思っていたら15分前を切ろうとしているのに到着しなかったので、心底焦った。それであ〜15〜10分前に着くものなのか、と学んだわけだが、帰りのバスは発車時刻の5分前を切っても到着しなかったので地方から1人で大都会にやってきたJKは泣きそうだった。もちろん、結局乗れたのだが。


◇夜行バスの乗り心地
候補の中で1番安いバスにした。
行きは4列シート・女性安心・トイレなし。
4列シートはきついと聞いていたが、それほど窮屈には感じず快適に過ごすことができた。そもそも1人で女性への配慮がされていない4列シートの夜行バスに乗る女は少ないのではないかと思うが、そこそこに男性恐怖症なのでもちろん“女性安心”の表記があるバスを。トイレの有無については、学校でも女の子の日でない限り一日トイレに行かないことが普通なくらいの私にとっては何の問題でもない。
帰りのバスは3列独立・カーテン付き・フットレストレッグレスト付き・コンセント付き・スリッパ付き。カーテンが付いていることに多少ワクワクしていた私だが、他の乗客
はカーテンを閉めない人も多く、前後で連結させないと車体が揺れる度にヒラヒラして少しずつ開いてきてしまうので、逆に落ち着かないようにも思えた。フットレストレッグレストは確かに足が楽だった。日中履いていた靴のせいで右足の小指が死んでいたため、スリッパはありがたい。
窓側の席がきたら外れと言う人もいるようだが、行き帰り共に窓側でも私はよく眠れた。
また、寝過ごしてしまうのではないかという心配は不要に感じた。バスに乗る前にとてつもなく疲れるようなことをしていない限り何度か目が覚めるし、そうでなくてもアナウンスには気付ける。

結論としては、聞いていたほど辛くなかった。寧ろ安いバスでもかなり快適だと思ったほど。降車後の疲労感もほぼ無し。(若さゆえかもしれないが。)


◇VIPラウンジ
VIPラウンジとは、ざっくり高速バス利用者に優しい施設である。
化粧室やシャワールーム(有料)、洗面台、コンセントが利用でき、ヘアアイロン、化粧品、美容家電の貸し出しも行われている。さらには無料ドリンクのサービスまで。
1h300〜500円(VIPライナー利用者は無料)。
東京のラウンジを利用したが、普通のビルの2、3階がこれになっているので見つけるのに少し時間がかかった。
土曜ということでかなり混んでおり、30分しか使えない化粧室の待ち時間にも1時間ほど待たなければならなかった。しかし化粧も髪を巻くのも鏡さえ持っていれば待合室?のテーブルにコンセントが付いているので、化粧室が空くのを待つ必要はないかもしれない。しかも利用客はほとんどが女性であるので、周りを気にすることもない。
受付を済ませ化粧室待ちの整理券を受け取り、無料の味噌汁(機械からドバッと出てくる)を啜りつつコンセントで携帯を充電。多くの人が充電している携帯を放置していたので私もそうして化粧室に入った。順番が来て化粧室に入ると奥の洗面台に行き備え付けの洗顔フォームで洗顔、持参した試供品の化粧水・乳液を付けて(化粧水・乳液も一応置いてある)更衣スペースにて汗拭きシートで身体を拭き上だけ着替えた。のんびりしすぎたせいで顔も髪も全ては終えられず、とりあえず化粧室を出てタイマーだけフロントに返し、持参したパリピポミラーを使って最終仕上げ。さすがにケープはトイレでした。
早朝料金500円×2時間で1000円。システムとしては、受付時にその時間帯1時間分の料金を支払い、その後は自動延長となって退館時に追加料金があれば支払う。


◇最後に
今回の遠征で何が不安だったかと言うと、行き帰りが1人だったことと遠征先が大都会東京だったこと。恐らく誰かと行っていたらこんな記事は書いていない。しかし、「心配事の8割は起こらない」という言葉があるようにこんなことがあったらどうしよう、は大体現実にはならないのだ。バスは基本的に無事に目的地に到着するし、東京の地下鉄だって乗り換えアプリを頼りながら駅構内の表示を確認していけば乗りたい電車に乗れる。思ったよりこわい人もいない。だからといってとにかく気を抜けというわけではなく、念には念を入れるに越したことはないが。

こうして無事に帰ってくることが出来て良かった。実に有意義な遠征だったと思う。
修学旅行くらいでしか来たことのない東京、そして日生劇場に連れてきてくれた自担には大きな感謝を贈りたい。

憧れているのは福岡遠征で、SHOCKの時は簡単に諦めてしまったのが今となっては悔やまれる。次自担が福岡での公演に出る際は、メインでもバックでも是非遠征しようと思う。もうどこへだって行けそうだ。


追記:朝ラウンジやネカフェなどコンセントのある所で100%まで充電すれば、携帯のモバイルバッテリーは1回分フル充電できるものだけでも問題ない。また、他のことに気を取られがちだが持っていくならペンライトの電池を確認して行くべき。私はペンライトを鞄に入れただけで安心しており、少年たちショータイムでここぞとばかりにコテペンラを出して何度スイッチをカチカチしてもそれが光ることはなかった。思えばコテペンラは1/5〜8/16まで8公演(パリピポ除く)働いてくれたから、やはりそろそろという感じなのだろうか…?早い?