愛しくて眩しくて麗しい世界

どうしようもないほど、恋

そんな眼は捨てておいで

初めて東京・日生劇場に「西畑大吾くんを観る」ために遠征してから早2ヶ月。私はSnow Manの阿部亮平くんに担降りしていた。

もともと“インテリ”だとか“高学歴”と言われる人に惹かれやすいのだが、なぜ担降りまでしたのかと問われれば「フィーリング。」とだけ答えたい。

降りる一週間前くらいまで大吾くん大吾くん♡だったのに、どうして?むしろ関東のJr.はなんかなぁ…とまで思っていたのに。と驚いているのは私の方だ。それくらい私の心を揺さぶった阿部くん。阿部くんはとっても素敵な人。


夏、少年たちの日生公演が決まって「行きたいけどどうしよう…親に許可取らないと…」と考えた時とは違い、ジャニワにSnow Manの出演が決まった時は迷わず行くしかないと思った。親に許可を取る気など端からない。いつだってそうだけど、同じステージは二度とないから。


なけなしのバイト代で切符を買って、私は新幹線に飛び乗る。万札が機械に勢い良く吸い込まれていくのがちょっと怖かった。

その時はもう、罪悪感なんて興奮で掻き消されていて。こんなお金と時間をかけて、リスクまで冒して会いに行く“阿部くんが大好きな自分”に酔っていたのだろう。

初めての劇場におひとり様ということで少し不安もあったが、やはりこういう時はそれらしい人についていくのが一番だなと再確認。無事に到着するとグッズを購入して席に着いた。

やはり私は、舞台であれど一階席が大好きだ。“そこにいる”感覚がたまらない。自慢できるようないい席ではなかったけれど、ステージとの距離を確認すると落ち着けなかった。

そして幕が開く。紫のスーツに身を包んだ阿部くんを見たら、それだけで泣きそうだった。というかちょっと泣いた。表情は豊かだし手足が長いしターンはブレない。こんな素敵な人、なんで今まで気付けなかったんだろう。


バトン、ジャグリング、バスケ、ダブルダッチ、スティックスロー。2回目に入った1月の公演も含めて成功も失敗も目にしたが、こんな失敗もあり得る演目があるというのは関西担だった私にとって凄く衝撃的だった。すごいな、東京。

特に印象深いのはコスレスとBaby×3とハイハイだろうか。コスレスは薄暗いステージで輝く6台のスネアがとても綺麗だった。Baby×3は「君をどこかへ連れて行きたいのさ」と口ずさんで踊る阿部くんに恋した。ハイハイはバラードver.が本当に最高で、それを凄くいい表情で歌いながらスネアを叩く阿部くんを見ていると心が満たされた。
あとはMステでも披露したファンカッションも好きだった。


初めて足を踏み入れた帝国劇場の、そのステージからは無数の輝きが放たれていて、眩しすぎる東京のキラキラにひれ伏すしかなかった。なんだこの体験したことのない強い光は。とにかく目が痛い。



なりたかったわけでもなりたくなかったわけでもないけど、阿部くんの担当になれたこと、Snow Manを好きになれたことが今凄く嬉しくて幸せで仕方ない。今日は昨日より好きだったし、明日は今日よりもっと好き。